よくある話と解釈できる

出費が洒落にならない

もしヒモ男という存在を実際に抱え込んでしまったらどうなるかといえば、一番の問題はお金の問題だ。現実的に考えてもまともに2人、女性がヒモ男と自身の生活費を稼ぐとなったらかなりの金額が必要になる。それこそ月に最低でも20以上はなければ土台無理な話だ。食費から光熱費、電話代まで面倒見るのがヒモ男を持ってしまったらそこまでの面倒を見る必要があるというのだ。生活するだけでも辛いというのに、さらにそこから男に対しての小遣いも出さなければならないという。もはや男女関係以前問題として、色んな意味で人間関係そのものが構築されていないのが丸見えだ。

こうなってしまうと女性は出費が止められなくなり、最低でも100万から200万という金額を出すのが普通になってしまうというから驚くところでしょう。生活に困っているのに小遣いまで、挙句の果てに男の方は働こうともしないでいるのだから、呆れて言葉も出てきません。ヒモ男というよりは、ニート男といった方がマシかもしれません。あれこれ理由をつけて現実と向き合わない、生活を改善しようと行動しようとすらしない、ただこれも今に始まったわけではないのかもしれません。

以前よりも加熱しているのでは

もちろんこんな数字は統計的に数えられていることなど有りはしないと思いますが、このように人に依存して自分は何もせず、ただ憮然と毎日を気だるく過ごすだけで何をするわけでもない、といった人など今は普通にいるものだ。こんな言い方をするのもどうかと思いますが、ニートが社会問題になっているという話題から考えても、ヒモ男の問題についてはそこまで定義がかけ離れているわけではないはず。

働かず、あれこれ理由をつけたがる、言い訳ばかりが得意と言ったこと、恋人である女性との間柄以外でも家族間の問題としても取り上げられるのが今の社会です。身近にニートがいる、そういう人は当然いるでしょう。働くというだけで実際に動くわけでもない、そのくせ自分の思い通りにならなければ文句ばかり述べ、あれこれ改善しろと言っておきながら、肝心のことは全て人任せにする。現実においてこうした話を耳にしない日はない人が多いのも事実だ。

許されるわけもない、またヒモ男という存在をあえて肯定するようなことを発言しようものなら、それに対しての批判も物凄い。

やり過ぎ案件について

そんなヒモ男をあえて題材にした漫画作品が有りました。筆者もこの記事を書いている時に知りましたが、内容を見て思ったのは『これはあかんやつやろ』と物の一番に思ったものです。どんな内容かというと、ヒモ男を養成してバリキャリウーマンと結婚させて専業主婦に仕立てようといったものだからだ。本のタイトルは『ヒモザイル』というもので、作者のアシスタントを実際の題材としていることもあって、こうすれば働かない男性も素晴らしくなるといった、そんなセンシティブ過ぎる内容に仕上がっている。

正直な話、シュールを通り越してやり過ぎだろうという意見しかない。アイディアとして画期的だが、フィクションだからといえど事実や作者自身が思ったことや体験談としているだけあって、一部ノンフィクションに近い内容なのもどうかと思う。いくら創作だからといえどやって良いこととやってはいけないことの線引はきちんとつける必要があるのは当然だ。

きみはペットにしても相当勇気ある内容となっているが、批判や人権侵害が著しいと考えている人もいるので、そうした折り合いが難しいところだ。

リアルがシャレにならない分

またこの漫画が問題なのは未だある、それはヒモ男という生き方を肯定しているような描写なのも問題でしょう。リアルに女性たちの中にはヒモ男のせいで後悔する人生を過ごしていたという人は、それなりにいる。そんな彼女たちの忘れたいと願うトラウマを呼び起こす内容となれば、洒落にすらならない。

批判が集中し、楽しみにしていたという人も多いというが、実際にそうした声がどれほどかと考えると矮小でしょう。

ヒモ男にだけは捕まるな

ヒモ男に捕まってしまった女性曰く、こういう男には気をつけろと教訓を得るもの。それから男性不信となって恋愛したくないと考えるようになってもおかしくないという。出費だけがかさみ、男性はなにもしないで日々自堕落に過ごすだけ、そんなことになったら得るものなど何もない。

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