KISSから生まれた名作

連載していた雑誌について

きみはペット、タイトルだけでもかなり強烈な物を感じるでしょうが、そもそも何処の雑誌で連載されていたものなのか、それを知らない人もいるでしょう。コミックスは買ったが雑誌連載をしているときは知らなかった、なんて人がいてもおかしくありません。出版社としてはコミックスはもちろん、雑誌が売れるのも非常に大事なステータスになっていますが、ここ数年はあらゆる雑誌が休刊へと追い込まれているのが現実だ。人気がなくなったわけでもなく、ただただ雑誌を買うほど急くほどのことではないと考えるようになったといったほうが正しいかもしれません。それこそインターネットの出現で、あまり褒められたものではないが読んだ内容をご丁寧に紹介するサイトまであるくらいだ。ネタバレ注意などとしているが、雑誌の版元にすれば甚だしい営業妨害であるのは間違いなかった。

そういう意味では今でもまだ出版・発売を継続できている雑誌はそれだけ特定の層とはいえ、高い人気を獲得できているという意味と捉えていいでしょう。きみはペットが連載していた雑誌も例外ではありません。その雑誌とは『KISS』と呼ばれるもので、主に20代から40代の女性をターゲットにした作品となっています。

書店見かけた事がある人もいるでしょう、ただ筆者が以前勤めていた本屋はあまり女性をメインにしたものはあまり入荷していなかったものの、入ってきても売れないまま返本をしていた記憶がある。それだけマイナーな雑誌なのかといえば、実はそんなこともないのです。

世界的に売れた作品も連載していた

女性をメインにしている雑誌になっているので、男性が購入して読もうというまでには中々ならないでしょう。気にしない人は気にしないでしょうが、買うことに抵抗感を感じる人もいる。雑誌の売れ行き事態は良くない、それはつまり連載している作品も人気がないかといえば、そうではないのです。

何故ならこのKISSで過去に連載されていた作品の中には、国内は勿論、世界的に大ヒットした作品もあれば、また文化的に大変評価できる作品だとして今でも根強い人気を獲得し続けているものがあるのです。簡単に取り上げていくと、一番の有名ドコロはこんなところでしょう。

KISSから大ヒットした作品

  • 1位 のだめカンタービレ - 累計3,000万部
  • 2位 きみはペット - 累計350万部
  • 3位 カンナさん大成功です! - 累計350万部
  • 4位 ホタルノヒカリ - 累計160万部

のだめカンタービレを生み出した雑誌

見て納得した、驚いた人もいるのではないでしょうか。そう、アニメと実写どちらでも映像化されて大ヒットを繰り出し、さらにコミックスも現在までに累計3,000万部相当の売上を記録した、あののだめカンタービレが生まれた雑誌でもあるのです。その次点にきみはペットが来るのですが、約10倍近い売上となっているのでここでも比べるのが申し訳ないくらいに感じてしまう。

さらにこの雑誌からはドラマ作品が好評を博した『ホタルノヒカリ』が生まれた作品でもあるのだ。こちらの作品はドラマ版は非常に好評で、あるあるネタだとも言われていたほどだ。男性目線であっても、仕事とプライベートでは全く人が違うと思われるような人は沢山いるので、ない話ではないのも共感を得たところでしょう。

ヒットした雑誌という視点では確かに悪くはないが、取り扱っているテーマの重さが何分重いため、何かと賛否両論を招きやすいのも事実。

女性が共感する作品が多い

このKISSで掲載されている雑誌については、女性層をメインにしていることもあって、女性が楽しめる作品が多くなっている。そのため内容も現在女性に視点を当てた内容となっているので、何かと話題を集めているといえますが、過去を通して一番売れたのだめカンタービレについて言えば、こちらは男女関係なく楽しめる作品だったからこそのヒットといえるはずだ。イケメン指揮者の千秋とピアニストの才能は凄いけど、普段は女性としてどうかと思うのだめとの恋愛もあるが、どちらかと言えば万人受けするのは音楽に関してのことだ。

実際のだめカンタービレで紹介されている音楽は今でも業界で影響を及ぼす代表的な作品と言われるほどとなっているので、きみはペットとはレベルが違うでしょう。この雑誌からはかなり強烈な作品が生まれる傾向にありますが、現在連載されている作品の中にも賛否両論を招く作品が掲載されているのをご存知だろうか。

弩級の作品を生み出し続ける漫画雑誌KISSから生まれた名作たち